世界遺産法隆寺前の参道に建つ奈良交通バス停です。周辺の景観に配慮した小さな瓦屋根ですが、ちょっぴり贅沢なバス停です。


一文字軒瓦葺きです。


築40年余り2階建て入母屋造桟瓦土葺き屋根を引掛け桟瓦空葺き工法にて葺き替えました。
瓦ズレと屋根重量に不安をお持ちの施主様からの相談を受け、屋根重量の軽減と屋根下地に杉板増し張を施工耐震性を高めた工事としました。使用瓦は三州「栄四郎瓦」防災瓦で、縦・横桟木工法としています。


三州いぶし瓦「栄四郎瓦」


既設屋根


事務所がある地元蔵持町の氏神「春日神社」の造営工事に際し、既設板瓦塀を尺2寸万十掛瓦に葺き替え工事及び万十軒2枚葺塀の葺き替え工事と神社内にある薬師堂葺き替え工事の3工事を5月連休前に完成しました。


板塀葺き替え工事


万十軒2枚葺き塀葺き替え工事

薬師堂屋根葺き替え工事


戌辰戦争の痕跡が今も残る京都・淀のお寺です。
鬼瓦には天保11年子(1840)の銘記のある鬼瓦を再使用した寄棟、向拝入母屋造の屋根の葺き替え工事がまもなく終わります。寄棟屋根流れ水下3分の1のところでしころ唐草を使った珍しい屋根です。


向拝入母屋から寄棟本堂屋根


しころ唐草

既設本堂

天保11年ねずみ