鍵屋の辻の決闘で知られ、歌舞伎や講談の演目となる渡辺数馬と荒木又右衛門が河合又五郎を仇討ち取った「伊賀越えの仇討ち」は有名な話です。鍵屋の辻(伊賀市上野下幸坂町))の待ち伏せ場所として再現された数馬茶屋が耐震改修工事に入り、屋根瓦葺き替え工事に掛からせて頂きます。



近鉄飛鳥駅前に新築移転された南都銀行明日香支店です。地域の風致地区から屋根は瓦葺きが原則となります。


南都銀行明日香村支店


まもなく2025関西万博が閉幕します。当初の予想を遙かに上回る反響で多くの来場者が国内外から来場し成功裏に終えることができます。当社「瓦勝」も屋根瓦工事で一躍を担うことができ感謝すると共に喜びを感じています。
「いのちを守る」河瀬なおみパビリオンは会場中央に位置し唯一瓦葺き木造建築として多くの方の来館があり、親しんで頂くことができました。


河瀬なおみP事務所棟

河瀬なおみPシアター棟

河瀬なおみパビリオン


希少酒「而今」の醸造元で有名な木屋正酒造(株)の酒醸造蔵3棟を、酒造りを休んでいる時期7月末から9月中旬までの2ヶ月間で完工しなければならない為、令和6年・令和7年の2年を掛けて施工しました。第1期として令和6年には文政元年建築の麹蔵と新酒蔵の2棟を完工し、令和7年に一番大きな文政元年建築の酒醸造蔵を完工しました。
何れも土造蔵で、耐震を目的に屋根重量を軽減するため、土葺きを空葺きに変更することで断熱及び遮熱性能を失う事の懸念が大きく、今回工事では遮熱及び断熱機能を付与したスタイロホーム(デッポン製)を採用し解決しました。
文政年間に建てられた酒蔵2棟は木平家「ほてい屋」の家紋三ツ桜を入れた軒瓦を、江戸末期に大西家「木屋正」が譲り受け建築した新酒蔵には家紋(一引き違い鷹羽根)を入れた軒瓦を制作し施工しています。


文政元年建築の酒醸造蔵

文政元年建築の酒醸造蔵

新酒蔵


文政元年建築麹蔵


まもなく関西万博が開幕します。NHK関西の情報番組で紹介された「いのちを守る」河瀬パビリオンは、奈良県十津川村と京都府福知山市の廃校となった二つの学校建築を解体し、2校の材料を再利用しよみがえりました。瓦勝は、和瓦と厚形スレートの既設瓦を使用し屋根工事に携わらせて頂きました。